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omocha journal

あそんだり描いたりの記録

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MONAMIさんの PlusPen 3000 使用レポと韓国の文具事情

先日買おうかどうしようかと言っていた 韓国メーカー MONAMI さんの製品、あの直後に注文したものが届きました。


ちなみにこちらの製品です。


 
 
購入のきっかけとなったインスタグラムの広告をもう一度確認したところ、この水彩画講座で使われるセットは48色入りで、今回購入したものより12色多いみたいです。


講座の概要よくみると、日本語少し変でしたね。自動翻訳の誤植とはちょっと違う気がしますが...でも諸事情(日本からは参加できない)ふまえると、やはり自動翻訳だったのかな涙
 
 
 
今回は韓国のショップから送って頂きました。
きちんと梱包されていてきれいな状態で届きました。

じゃーん!!

 
ん?なにか別の製品が同梱されている

 
 
開封してみました。

 
 
添えられていたのはフィルムタイプの付箋。日本にもよくありますね。
これ、韓国の方も使うのですね!表も裏もハングルだらけで全く読めなくて、韓国内向けに作られたもののようです。すごーい!!こういったものを手にする機会がなかなかないので、とても嬉しいです。使わずに保管してたまに眺めることにします。ショップの方、どうもありがとうございました(^^)
 
 
外側のビニール剥がしてもまだ包まれていたので更に剥がします

 
 
 
 
やっと対面できました!

このケース、じょうぶで機能的でしかも美しい。ヨーロッパや日本のメーカーと同レベル。
 
 
 
色見本のための台紙入り。これはとてもありがたいです。


 
 
マーカー本体には社名などが印刷されていて

この3000ってどういう意味だろう?
 
 
見覚えのあるキャップ。昔日本にもこういうキャップありませんでした?

よく見るとキャップの下の方に小さな窓がところどころ空いています。キャップの硬さを調製しているのでしょうか。海外製品にありがちな「キャップがやたらかたくて開かない」なんてこともなく、それでいてカチっときちんと閉まるし、開閉のしやすさに個体差もありませんでした。
 
とても小さなことですが日本製品以外ではこのへんの精度が悪いものがほとんどなので、細かいところにまで配慮されているという意味ですごくポイント高い!
 
 
 
色見本台紙をありがたく使わせて頂き、色見本を作りました。

色がとても鮮やかです。今回購入した36色セットは同シリーズの最大量パックではないものの色揃えはとてもバランスがよいです。
 
 
ニブの接写✑

黒芯なんですね!このプラスチックチップ、見るからに細い線が得意そうな繊細さ。
 
 
同様にプラスチックのニブで極細線を描ける子たちと並べると

こんなかんじ。
 
 
筆跡は

こんな感じ。
 
 
ニブの先端、インクの出る部分はかなり微細でトンボ鉛筆さんの PlayColor K くらい細く書けそうなんだけど、筆跡を見ると PlayColor 2 に近いです。これはインクがわりとしっかり出るためで、細さでは EMOTT や PlayColor K には敵わないものの線幅が安定しやすくてとてもいいです。小さくても硬いチップなので EMOTT のようには抑揚つけられません。好き嫌いが分かれるところだと思いますが個人的には大好きです。
 
 
 
シングルヘッドですっごく細い線の出せるニブ...なのに講座で扱うのはジャーナリングでなく水彩画なの?とますます不思議になりましたが、せっかくなので講座を想像しながら水彩画を描いてみます。

水ににじみやすいのは試し書きですぐわかったけれど、突き詰めたらいったいどれほどのレベルなのか。限界を知りたくて、敢えて「ビニールにインクをとって濡らした筆で取る」なんてことはせず、紙に直接カリカリ線をひいたところを滲ませていきました。
 
 
そしたら、とてもきれいに滲むんですね。滲むなんてもんじゃない、溶けるんですね。


他社さんの染料インクと比較すると、呉竹さん(クリーンカラーシリーズ)や、セーラー万年筆さん(四季織マーカー)や、トンボ鉛筆さん(ABTやプレイカラーシリーズ)のように「ほぼ完全に溶ける」まではいかないけれど、

マービーさん(アートブラッシュやルプルームⅡ)、あかしやさん(彩)、ぺんてるさん(アートブラッシュや筆タッチサインペン)と同じくらいのレベルの溶けやすさです。細いニブで紙に押し込んだインクも相当に溶けてくれます。
 
 
なお、このように描けたのは紙のお陰でもあります。今回はオリオンさんの「アクリルデネブ」という紙を使わせていただきました。わたしは紙のこと全般詳しくわからないのですが、こちらの製品はカラーマスターで水彩を描くのにオススメと聞いて購入したものです。実際まさにその通りで、こすれに強く美しく滲むので、普通の水彩画はもちろん今回のように水性マーカーを使った水彩画を描くときにそのすごさを実感できます。
 
本来はアクリル絵の具で水彩画風に描きたいとき用の紙みたいです!
 
 
 
MONAMIさんのマーカーの話に戻りますが、今回購入した PlusPen3000 は、マーカー自体も細めで握りやすく色も豊富で、ひとことでいうと「女性や学生向けのジャーナリングマーカー」って感じです。でも水によくのび水彩画にも使えますし、実際私が購入するきっかけになった Instagram の広告でも水彩画を描くのに使われていました。実際韓国のみなさんはこれをどのように使われているのでしょうか?気になります。
 
市場のニーズ度外視で、個人の勝手な感想(というか希望)をいうと、ツインヘッドでもう片方にナイロンチップのブラシがついていたら、水彩に使いやすくてますます素敵です。あるいはシングルへッドでも抑揚のつけられるフレックスチップなら、レタリング用として使いたいです。このどちらかでもこれくらいの多色セットがあってくれたら、インク色丸かぶりでもまた購入したいです。特に後者は日本製品では少ないジャンルなので、個人的には多少価格が上がってもほしいです。
 
 
  

韓国の文具事情

ここで韓国の文具事情について。って...中国と違い韓国のこういった話題、自分にはほとんど聞こえてきません。画材となるともっと。

「義務教育中はなんでも無償にすべき」ということで韓国では10年ほど前からは学校で使うものは何もかも文具に到るまで無償で配られるようになったため、基本的に学習文具をわざわざ買うことはあまりないみたいです。

実際2000年時点で3万件近くあった文具店がこの20数年で1万件を下回っており、相当数が廃業に追い込まれたようす。で、現状営業している文具店はというと、ヴィンテージデザイン文具を専門に扱ったり、手帳デコ(「ダク」っていうらしい)ものの専門店だったり、24時間営業の無人形態だったりと日本ではあまりみかけないようなコンセプトのお店があるようです。

日本の文具も人気で、機能的で使いやすい上おしゃれだからと学生中心に若い人から受け入れられているようです。日本の文具が高価ながら歓迎されてるのは他の国でも同じことだけど、とくに韓国の近年の文具業界の傾向として流行り廃りが激しくて、あとからあとから新しいデザインのものが市場にでてくるようなので、そんななかで日本のデザインが受け入れられてると聞くとちょっとうれしいです。必要最低限のものは国から支給されるから、プラスアルファの楽しみという意味で目を引くもの新しいものが人気なのかもしれませんね。
  
逆に、韓国の文具もちらほら日本に入ってきています。コロナ前だと THENCE さんとか、最近だと PINKFOOT とか。こちら日本で「推し活」に使われるデコ素材も、韓国からの輸入品を見かけます。あちらにも「推し活」があるのかどうかわかりませんが、韓国の女の子たちは上述の手帳デコ(ダク)が大好きらしくて個々にジャーナリングを楽しんでるようで、そこで使う素材と推し活素材は被るところがあるのかもしれません。

韓国発のジャーナリング投稿はインスタグラムでもよく見かけます。おそらくジャーナリングデコと親和性の高いコラージュもある程度流行ってるんじゃないかと思います(インスタにさかんにアップしてる勢は主にこっち)。


で、一番興味のある「画材」についての事情は、やはりよくわからないんですよね。インスタグラムやtiktokを見ている限りでは、韓国のかたも絵が大好きで特にオイルパステル利用者が多いなという印象です。そのぐらいしかわかりません。

別の観点から得た情報だと、カフェ大国の韓国では3年で四分の一が潰れるという競争の激しいカフェ業界において、他店と差別化するためにコンセプトカフェが増えてるそうです。

そのなかに「アートカフェ」というのがあって、カフェに用意された画材を体験できるというもの。とあるお店ではアクリル絵の具かオイルパステルを選んで、コーヒーを飲みながらキャンバスに好きに描いたら、最後は持ち帰れるそうです。また、コーヒーを飲みながら陶芸や、陶器に絵付けを体験できるお店もあるそうです。体験できる内容のレベルがけっこう高いとおもうんですけど(汗)あくまでもカフェなんだそうです...。もしや韓国の人、日本人以上にアート好きだったりする???


 
よくわからないことについての話題が無駄に長くなってしまいました。
 
 
直近はこちらを注文しまして、いまUSから届くのを待っています。


この Writech というブランド、ホームページ等みても一切中国味を出していませんが(出していないからこそ)、あとこの絶妙なブランド名からも、おそらく中国系企業ではないかと勝手に思っています。

不思議なのはこの製品、プラスチックのニブでレタリングできることになっており、となるとおそらく中国やUSでは作っていないはずのフレックスチップ搭載のようなのです。

製品写真にあるようなレタリングは実はできない(詐欺写真)のかと疑ってかかりましたがレビューを見る限り本当にできるみたいで。んだとしたら一体このチップをどう調達したのかなと...実物を見てなにかわかればと思って注文しました。


近年、主にアメリカやEU、中東その他各国でブランドを展開している中国系文具画材メーカーに今とても興味がありまして、自分の好きなジャンル(主にマーカー類)から少しずつ買い集めています。

興味深いのは、中国系の文具ブランドって以前はEU圏ではUSほど浸透してなかったはずでした。ブランド掲げなくても輸出はしてたでしょうけど、たぶんEUはUSなどと違い優秀なメーカーがたくさんあるため、そうそう入り込みにくかったのかなと。きっとEUにはEU産の低価格でいいものが既にたくさんあって(日本にいると見えないけど)、価格だけでは簡単に勝負できない状況だったのだろうと。でもそれは過去の話になりつつあります。

おなじ意味では文具大国日本においても、ここで戦うのはなかなかキツいはずですが...実際はこちらで商売される中国メーカーさん少しずつ増えてきています。価格に大きな差をつけてる製品は価格に敏感な層を、年齢によるものはその世代をめがけて訴求してきてるのを見かけます。狙いを定めて確実に売るぞという強い意志を感じる(^^;) 無視できないのは、必ずしも「低価格」だけを売りにしていないことです。中国産の文具=低価格で低品質、というイメージは今後ひっくり返るかもしれません。
 
また、これらのメーカーの製品はいずれも他国特にUSで販売実績と知名度を得てから近年日本に入ってきており、つまりUSあたりで今ばんばん売ってる多くのメーカーさんがもしや今後追随して日本にやってくるのかもしれません。

アパレルなどと比べればかなりゆるやかだけと、それでもこの業界にとっては長年見られなかった大きな転換がもたらされるのかもしれません。市場がますますにぎやかになってくれたならとても嬉しいです。

逆にコクヨさんやプラスさんなど積極的に中国に進出してる日本のメーカーさんもあり。引き続き頑張ってほしいです。
 
 
というわけで次は、中国に絡んだ文具事情について触れたいと思います。

 

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またひとつ

歳を重ねてしまいました。

この日が近づくと周囲から「あれ今度❍歳だっけね」なんて話題にされるので、もうこんな記念日なくなってくれたらいいのにと思っていましたが...

娘と元夫が協力して私の欲しいものや欲しがりそうなものをリサーチし、きのうプレゼントしてくれました。頻繁に3人集まる機会があるにもかかわらず、ちゃんと昨日に間に合うよう、通販だと遅れそうなものはわざわざお店に足を運んで買ってきてくれたそうなのです。(主に娘が司令塔で、工数や予算は元夫が担ってくれた模様)

友達にお祝いしてもらうのも照れくさくて嬉しいけれど、より身近な家族に気にかけてもらえる幸せと安心感は自分には言葉では表せません。先日仕事で自信のなくなる出来事があり少々落ち込み気味でしたが、家族のおかげで元気になれました。


プレゼントのひとつ

実はずっとアラビア書道を習いたいとおもっていたのです。今年特に強く思うようになり、講座も探していますが諸々条件に合うところがなかなか見つからず。まず習いたがる人も先生も少ないですしね...


離婚して7年くらいはたつので元夫は一緒に暮らしてないからなおさら、「なんでそんなことに興味を持つ?」と訝しく思ったらしいのに、それでもちゃんときっちり用意してくれるのが彼らしいです。娘が彼になんと説明してくれたのか詳しくききたかったけどはぐらかされました。(^o^;)

希望の講座がみつかるまでのあいだせめてアルファベットだけでも学習しておくつもりです。








もうひとつ、小さなプレゼントをinstagramから頂きました。

去年か今年のはじめかに描いたものがなぜか最近シヤチハタさんにリポストされていました。
投稿内にIDのせて頂いてるのに相変わらず通知は一切来てなくて、今夜おすすめに表示されてびっくりしました...自分の投稿をおすすめされるってどんなアルゴリズム...


※また埋め込みコードが動かないので画像です↑

シヤチハタさんのアートラインデコライトブラッシュとサムトレーディングさんのカラーマスターを使用して描いたもので、タグを辿って見つけてくださったんだろうと思います。サムトレーディングさんは自分の投稿直後に見つけてリポストしてくださっていました。



カリグラフィーでなくグラフィティなので、小さな紙に描くのは自分には難しくスプレーも使えないので表現に苦心しました。稚拙なところやミスも目立ち、時間が経過するほど自分で見るのも恥ずかしいです。また、グラフィティアートは他人の所有物に勝手に落書きする悪いイメージがつきまとうため、公の場にそれもメーカーさんの名前とともに投稿するのがはばかられて、 instagram にアップしたのはこのときが初めてだったと思います。

上手とは言い難いしイメージも良くないかもしれないけど、お気に入りのマーカーたちとより仲良くなれた楽しい作業の跡を、リスペクトしているメーカーさんが目に留めてくださったのが純粋に嬉しいです。



ちなみに今回紹介してくださったのは、シヤチハタさんの代理店かと思いきやなんと海外事業所でした。イギリスにあるみたいです。

シヤチハタさんに限らず海外向けに展開したものを日本でも少し販売されることがありますが、このマーカーもそうだったのかなたぶん...そうだとすると日本国内は在庫なくなり次第終了で再販しない可能性も涙

筆タイプのニブでこれだけ色を豊富に揃えた不透明インクのペイントマーカーって、今のところ国内で手に入るシリーズの中では唯一だと思うので、どうか今後も展開し続けてほしいです。。。
 

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ボールペンでスピログラフ / 最近購入したキットの描画見本を作る

「ボールペンはスピログラフに向いていない」と何度もここに書いてきましたが。最近ボールペンばかり使うようになりました。



中華製リング二種幻の64番ギアで描いたものです。

パイロットコーポレーションさんの Juice up 04 シリーズです。色展開たくさんありますが、自分が使っているのは主に以下の二種、クラシックグロッシーシリーズメタリックシリーズです。


【特徴】
●可憐な線幅
●インク排出量が一定
 ※紙に垂直に立てても安定している
●極小チップでも耐久性がかなり高い
●ニブがギアのホールに干渉しない
●インクはやや速乾性
●カラーがなかなか豊富

と素晴らしすぎです。
細かいことを言うと、まれにインクだまりや速乾性の限界を感じること等あるけれど、こんなに全体のバランスがとれているボールペンは今のところほかに出会えていないです・・・

自分としては最近購入したクラシックグロッシーシリーズがお気に入りです。

こちら Juice up シリーズの中では比較的新しい製品だと思います。見かけるようになって一年経ったかなぁ。店頭で見て「この色」というのが選べず、ぜんぶセットで買ってしまいました。

控えめにちりばめられた極細ラメがすっっっごく素敵なんです。細い線と相まって描いたものまで上質に見えるー!!


残念ながら自分のカメラでは美しいインクを見たままにとらえることができないので、気になる方はぜひ店頭で試し書きしてみてくださいね!


でもちょっと前の自分はこういうダークカラーにあまり魅力を感じなかったです。
Juice up の特に 04 の性能の高さにずっとぞっこんで、昔からたくさん使ってたくさん買ってきました。でもメタリックばかりでした。

メタリックカラーはカリグラフィーにかなり使わせていただいてます。趣味で描くもの以外に仕事で提供する作品にもかなり登場させていて信頼も厚い。ある時点からはインク切れしたものも捨てなくなりました。じょうぶな金属のチップがトランサー代わりになることに気付いたからです。

今回メタリックでない色をとても気に入ったので、今後スタンダードカラーもそろえていこうか検討中です。(スピログラフ以外に使うことはなさそうだけど...

こんなに優秀なボールペンをそばにおきながら、「スピログラフには向いていない」なんて言いきっていたことを猛省します(;´༎ຶД༎ຶ`) ほんとうにごめんなさいぃぃぃぃ!!!!






最近購入したスピログラフキットの描画見本を作る

いつか Kahootz 製キットの『全リング・ギア描画一覧』なるものを作って以来、新しいスピログラフキット買うと必ず描画見本を作っています。
この投稿をInstagramで見る

ᗩᓰ (aitqb)(@ai_craftart)がシェアした投稿


↑に映ってるものはこの後アップデートしていちから作り直し、現在のはもう少しわかりやすくなってます。


A4用紙横置1ページに6個~8個単位で模様を配置し、リングとの商・公約数・周期などの情報をつけて整理しています。模様のでき方を体系的に理解したいという願いからです。(実際理解できているのかは謎)

今週は、近年中国から取り寄せたノーブランドのスピログラフキットの分を作っています。
いずれこれを前頁スキャンして、リングごとの pdfファイルにまとめて公開しようと思ってます。模様につけられた情報のひどい走り書きを、きちょうめんな人なら奇麗に描きなおしてからアップするんだと思いますが、自分にはそこまでの余裕はなさそうだなぁ(;´༎ຶД༎ຶ`)



慌てて見本作りの遅れを挽回しようとしている理由ですが...

実はこのまえの記事を投稿した際、本命のあるものを購入したのです。
自分の誕生日に合わせて買ったので、届くのにはもうしばらくかかりますが、おそらくこれが届いたらしばらくはかなりのリソースをもってかれそうなので。




昨年に続き今年もメーカーさんの海外向けカタログ(紙媒体)に参加できることになり、先月の打ち合わせで正式に承ってきました。こんな自分に声をかけていただいたこと、本当にうれしく思います。※上の写真は去年提供させて頂いたもののひとつ。

カタログ同様自分からはネットに公開できないけれど、なんと2Gyrぶりに内壁デコ(カリグラフィー ✕ グラフィティ)のご依頼をいただきました... 

本業も繁忙期に突入しているので、倒れない程度に全力を尽くしたいと思います。

no.) 1Gyr = 3.1536e+16s



タグ:[スピログラフ] [製品情報]
 

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スピログラフキットで外トロコイドを描く / 世界からのほしいものリスト

スピログラフで外トロコイド

先日 HypnoGraph を使ってみた率直な感想を書いたところでしたが、今日はこの HypnoGraph で描くような外サイクロイドに限りなく近い外トロコイド曲線をスピログラフキットで描いてみました。

https://omochajournal.tumblr.com/post/687972075774820352/%E3%81%99%E3%81%B4%E3%82%8D%E3%81%90%E3%82%89%E3%81%B5%E3%81%A7%E5%A4%96%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%89
ペンを差し込むホールがギアの盤面内にある以上、正確な外サイクロイド(エピサイクロイド)を描くことは不可能ですが、このようにだいぶ似たものを実現可能です。



一方、HypnoGraph ではリサジュー曲線をも描くこともできます。それを可能にしているのが「Tアーム」(↓紫で囲んだパーツ)です。


↑のセッティングだと、赤いギアが「ドライブギア」、緑のギアが「スライディングギア」を担っています。緑のギアと「Tアーム」は固定されていません

この機構(スライダーリンク?)を搭載したおかげで「移動支点」をも可能にしており、説明書では特に触れられていないけれど、けっこうすごいことのはずです。もっと宣伝してもいい気がする。

ただ、自分で言ってるわりにはまるで理解してないんですけど、このマシンで描けるのはリサジュー曲線の中でも極座標で表現したものということでよろしい??わかりません。いまさらだけど数学を勉強したい...

で、とにかくこれをスピログラフで実現するとしたら、(今ある装備では物理的に無理だとしても)どんな機構を追加すれば実現できるのか。HypnoGraph を触る前から疑問に思っていることなのに未だに答えがでていません。


しかし今日もいろいろ試しているなかで、ふつうのスピログラフで使う「リング」を変形させて、定円を「円」ではなくしてみたんです。これは「周期を変える」ことになってるでしょうか?

いじったのは動円ではなく定円のほうなのでこれで支点移動になってる気がしない。でも出来上がった模様を見ると土台をもう少しどうにかすればリサジュー曲線描けそうにも見えて、頭が混乱します。

なお逆にこの模様を HypnoGraph で再現しようとしましたが今日はどうしてもできませんでした。これ以上は、一度ちゃんと勉強しないとただ闇雲に描き続けることになりそう。それはそれで楽しいのかもしれませんが。このマシン、ギアもTアームも全く同じの配置のままペンホルダーの位置を変えるだけでがらりと違う模様を生成するので、このペースだと一生かかっても全てのパターンを描き尽くせなそうです。


ちなみに HypnoGraph の原型である DuoGraph を作った Joe Freedman さんは、ほんとは sun gear と planetary gear を実装していわゆる「遊星歯車機構」を実現したかったけれど断念したそうなんです。
"The only Cycloid features it doesn't have are the planetary gear setups. There just isn't room for them on the smaller sized gears. "
 - DuoGraph Drawing Machine by Joe Freedman | Kickstarter
これ実装してたら具体的にどういうことになってたのか、残念ながら自分の頭では理解できません。ドライブギア+ターンテーブルという概念がなくなる?違うか...


hypnograph という名称は、アメリカ英語だと本来「睡眠トラッカー」や睡眠中の人体のデータを測定する機械を指します。hypno も graph も語源はギリシャ語で、催眠や眠りを意味する接頭辞 hypno/hipno は現代ロマンス語だと「暗示」、イギリス英語だと「目を離せない」転じて「魅惑的な」という意味でも使われます(「it's hypnotic!」は「催眠術だ!」ではなく「魅惑的!」という誉め言葉)。

今後 hypno な模様を描ける(=graph)でしょうか。個人的には、この小さいマシンに込められた機能と可能性に圧倒されてしまって、今のところ完全に持て余しています。




世界からのほしいものリストまとめ

いろんな国のショッピングサイトに作り散らしている「ほしいものリスト」のリンクを一か所に集めました。リストを作るどころかそもそも日本から登録さえできないサイトも存在しますが、今後に期待してリンクをのせています。
いまやリストの中身はスピログラフとか画材がほとんどですが、そもそもあちこちのECサイトに首を突っ込み始めたきっかけは古典ギリシャ語の書籍を探したことでした。仕事が古典ラテン語・ラテン語なのでスキルアップのためにコロナ後に古典ギリシャ語を習い始めましたが、古典ギリシャ語の資料を手に入れるのはほんとうに大変(日本ではまず無理)で、最初はUSやUKから取り寄せていました。でもいろいろ調べると実はギリシャの通販事情おもったほどわるくなかったりして(ギリシャは物流自動化の研究もすすんでいる)、存在するものは普通に取り寄せられることがわかりました。※問題あるとすれば現代ギリシャ人が自国の古典にあまり興味ないせいか購入可能な資料の母数がそれほど多くない。

なにをどこから買うかを決めるとき多角的に判断しますが、その判断材料のためにつねにいろいろ徘徊している感じです。コロナ禍になって本格的に始めたことだけれど、このたった2年ちょっとの間にも世界の物流・通販事情は大きく変わったと思います。今後もっと便利になることを期待!

あと、世界の各社にはAmazonのような「欲しいものリストを通じてのギフト機能」の採用を強く求めます(ToT) どこかの富豪が自分に興味をもってくれたときのために!!



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HypnoGraph で遊んでみる

HypnoGraph が届きました!


たくさん撮った写真は、2つのフォトセットに分けてたんぶら(倉庫)にほうりこんできました!

この製品の存在自体を知らなかったので、先日初めて目にしたときはかなりショックを受けました。こちら、Joe Freedman さんの作品を多くの人が気軽に楽しめるおもちゃとして ThinkFun 社が製品化したものです。

開発者の Joe Freedman さんについては検索でこのページにたどり着いた方にはもはや説明不要かもしれませんが、10年ほど前からこういったマシンをいくつも世に送り出している方です。大人向けの描画マシンを探しているうちに Kickstarter の氏のプロフィールにたどり着いた方もいることでしょう。自分が知った時点ではすべてのプロジェクトが終了済みでした。最新のハーモノグラフマシンのリワードがちょうど今頃バッカーの手元に届くころでしょう...

各マシンは彼の工房に注文することも可能だけれど(日本に送ってくれるかどうかは不明)、とても高価で自分には手の届かないものでした。先日のポストで「一度でいいから触ってみたい」と言ってリンクを貼った 描画マシンのリスト にも含まれています。

Kickstarter のプロジェクトだけでなく Freedman さんのホームページ* を隅々まで読んでいたら自分ももっと早く気づけたと思います。実は2番目のプロジェクト DuoGraph のライセンスはいつのまにか ThinkFun 社に渡っていたのでした。まさにこのおかげで今、自分の手元に HypnoGraph があるというわけです。

*Freedmanさんのホームページ内で "ThinFun" と表記されているが正しくは ThinkFun社。

Joe Freedman さんはもちろん、彼のプロジェクトを手軽に楽しめる製品にしてくれた ThinkFun さん、さらにはこの素敵なマシンを正規輸入・販売、取扱説明書をていねいに翻訳してくださった CAST JAPAN さんに心から感謝します。
CAST JAPAN さんのウェブサイトには、ThinkFun のページも用意されています


で、実際に描画する様子を撮影してみました。

描画にかけた時間より、(この動画には含まれない)ギアやアームの配置・微調整にかけた時間のほうがはるかに長いです。

配置を考えるのは楽しいというかそれこそが醍醐味なんだけれど、パーツの調整作業が正直つらいです。まず部品の付け外しがとても固いのです。ギアを締める道具が入っており一部の部品はこれで外すこともできるけど、それでもすごく手が痛くなりました。対象年齢8歳からになってますが、小さい子がこれを付け外しするのはまず無理だと思います。

また、固定にも微妙な調整が必要です。それは逆に言えばとても自由度が高いということなんですが。自分は幾何学的面白さを追求するのとこの微妙な調整は別種の問題と捉えたいです。図らずして想像以上の脳トレになっています。

部品を増やして固定方法を変えれば、もっと精度が高く余計な力も必要とせずに遊べるものになるはずだけど、そうするとこの価格では出せないんでしょうね涙

ちゃんと使えればとても素晴らしいマシンであることは間違いないので、パーツの扱いに早く慣れてストレスフリーに遊びたいです。


マシンに持たせるペンは、色々試した結果カラーマスターミリの003にしました。ペンの取り付け高さや角度もアームの動きしいては描画に影響します。カラーマスターミリはペン自体の形状がペンホルダーと相性良いうえ、細くはっきりした線が紙ににじみにくく繊細な模様を引き立たたせてくれるのでまさにこのマシン向けです。今後ブラック以外の色も発売されるようなので楽しみです。



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ブログ情報


◇ ブログ名:OMOCHA JOURNAL (おもちゃじゃーなる)
◇ 紹介文:遊んだり作ったりを記録。幼児向けおもちゃ,折り紙,謎の紙工作,スピログラフ,ゼンタングル,しまいにはUVレジンにまで手を出し,無節操極まりない。コロナ禍に突入してからは紙に書くお手軽なカリグラフィー・レタリングに打ち込んでいます。
◆ 著者名:A
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◆ 誕生日:秋霜烈日
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◆ 特技:独りでカラオケに行ける
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これより下は,2022年1月現在更新止まってるものが多いです。



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(途中からインスタに移行済)



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