だからどうした!だけど。
先日ニブについて書いたので、今日はインクについて。
実は、カリグラフィーを再開してから少しずつ買い集めていた、名村大成堂の ART Calligraphy INK が全色そろいました。
全色揃ったところで自分の字や絵が急にうまくなるわけでもないのだけれど、すごくうれしい達成感。何かしらコレクションする人たちの気持ちがわかった気がする笑
この名村大成堂さんのインクは、世界堂で一番安い透明水彩で、インク質は ECOLINE より "もったり" してるけど水で薄められるので使い勝手がいいんです。
去年カリグラフィーを再開した当初は、呉竹ZIGのメモリーシステムとか、PILOTのパラレルペンでお気軽にできればいいやと思っていました。でもだんだん昔を思い出してきてディップペンが欲しくなり、当然インクも...ということで出会ったのがこのインクでした。結果お値段以外の点でも初心者に優しい製品だったんです。名村大成堂さんに感謝。
これから先も、少なくともブロードニブが Speedball で間に合ってるうちは、しばらくお世話になります。
ところで今日、このインクの製品情報を調べようとしたのですが...
なぜか名村大成堂さんのHPにはインクが掲載されていません。インクのケース側面に「染料・容器共環境へ配慮し製造しました」と書かれており、名村さんが製造しているのは間違いないと思います。もともと筆の会社なので、さすがに筆はしっかり紹介されているけどインクとかその他輸入製品(←絶対いろいろあるはず!)については一切記載なし。SNSのリンクは Twitter のみで、やはり筆情報ばかり。多くの画材メーカーさんが instagram アカウントを持っているのに Twitter だけというのも不思議。こういうところにあまり力を注いでないのかもしれません。
カリグラフィー歴11年の方が、同製品について同じこと(情報がない)おっしゃっているのを見つけました。自分が見落としてるのかとも思ったけど、やっぱり本当に公表してないんだと思います。
➡ ニブペンで書くカリグラフィーに適したインクの特徴を紹介 | CTgraphia
https://www.eszett-design.com/ctgraphia/ink-for-calligraphy/
名村さんの謎のおかげで出会えたこちらのサイト、インクやニブについてとても分かりやすく解説してくださってて、これからたびたびお世話になりそうです。
自分がほかに持っている名村さんの製品は、この金粉。
実は買った時期はこれが一番はやいです。
子供のスライム用に購入したのです。
でもあまりに細かい粒子で明かに皮膚によくない。ケースの裏側見たらほんとうにそう書いてあり...スライムには使えずじまいでした。
まだ一度も使ってないけどインクに混ぜて使えるみたいです。
ただ現状、作品にゴールドが欲しいときは、ECOLINE を使っています。
ECOLINE の透明水彩シリーズはすごくサラサラで薄いのが特徴ですが、シリーズ中唯一の不透明水彩であるこの二色はかなりもったり、もったり通り越してボッタリ?な感じです。相当な粘度なので、それを生かした作品作りには向いています。ただ、サラサラにすべく水を足すと当然ゴールド感は薄くなるので、しっかり色のサラサラがほしいときには名村さんの金粉が役に立つかも。
透明水彩のほうは一昨年買ったこの三種。
子供のスライム用になってます。自分の作品には使用したことありませんが、とてもサラサラで優しい色です。色のラインナップがすごく多いので、集めたら楽しそう。でも最近この小さいボトルを見かけません。世界堂で買えるのは不透明水彩と同じ30mlのボトルのみ。色がたくさんある分、お試しでほしいときには小さいのが助かるんだけどなぁ。
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[カリグラフィー・レタリング]
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