数日前、セネカの「幸福な人生」のお気に入り部分を読み返して、そのまま書き写してみました。
インクは名村大成堂さんのアートカリグラフィーインク、紙は余った年賀はがき(インクジェット紙)。インクは原液を使うと水彩紙でもなかなか乾かないので、これだと相当しぶとかったです。
丸一日こたつの中に放置しておいても乾燥しきれなかったので、出来心で流水にあててみました。洗うというほとではないけど、やさしい水流ではがき全体をながしてみたんです。そしたら。
乾ききってないところだけがにじむかと思ったら全体的ににじんじゃった。それでいていい感じに筆跡が残って、背景色ができた!
たぶん一般的には「汚くなった」「汚れた」なんでしょうけど、個人的にこういう風合いが好きなので嬉しい発見でした(^o^)
水彩紙だとこうはならないと思うんだよね...機会があったら一応試してみよう。
セネカの教えはときどき耳が痛い内容です。
2000年も前に生きていた人から一方的に説教されるって...とても感動的です。
現代を生きる自分になぜセネカの価値観が通じるのか、ちょっと恐ろしくもあります。
今日は空き時間に、グリーキングの名文 Lorem ipsum の元ネタと言われている "De finibus bonorum et malorum" からの一文を書き写しました。
作品通しての内容は、
「人生の幸福とは」と
「人生の(様々な要素における)本質・最善とはなにか」(2021.02.14 訂正)といういうテーマで対話形式になってるんですけど、哲学的に難しすぎて自分にはついていけないところが結構あります。(x_x)
アレンジしたアンシャルと、ビルトアップで書いてみました。
※悲しみを望んで得ようとする人はいない、というような内容です。
アンシャルはパラレルペン、ビルトアップはマービーのフォードローイングを使用しています。
パイロットのパラレルペン。これ3.8のニブで、持ち歩き用の小さいノートには向かない幅。
(広い分文字も大きくなるため)
なので近々2.0以下のを買おうかなと思っています。
インスタのみんなの投稿見てると、イスラムの方にもかなり使われてます。このパラレルペン。あちらのカリグラファーはほぼ全員男性で、意外にもラテン文字書く人がそれなりに。アラビア文字とラテン文字両刀遣いの方もまれに。(女性は伝統芸術に関しては模様書いてる人がたまにいるだけで字を書いてる人見かけない)
パラレルペンはキャップでニブのサイズがわかるので、インスタ眺めてる体感ではこの3.8が一番使われてる気がします。その次が6.0。しかもけっこうインクをカスタマイズしてる方多し!故障の原因になると言われていますが、みんなうまくやっているのかな。あるいは先端から入れてるだけかも。
空っぽペンみたいになんでも好きなインク補充できるとありがたいんだけど、万年筆とかこういうペンはニブにインクづまり起こすリスクがあるから実現は難しいのかなぁ...
マービーのフォードローイングは、最近水彩で植物柄を描くときもかなり使っています。
ついこの前までは店頭でこれを見るたび、黒いペンばかり太さ違いでこんなに何本も一体何に使う?漫画家さんが使うのかな?なんて思ってましたが。最近やっと必要性を理解し購入に至りました。
ビルトアップの下書きとか、ゼンタングルとか、使うシーンいっぱいありますねよく考えたら。自分が以前ゼンタングルやってたころはサラサの黒とか使ってました。あれも4段階くらい太さの種類があるので。ただ、0.03はぽルペンには難しいですね。
昔からあるHybridの一番細いのはコンマ二桁だった気がするけど、当時はインクづまりが酷かったなぁ涙 最近は少し改善されてるのかもしれないけど、そもそも0.38より細いボールペンは滅多に見ないですね。
マービーのフォードローイングは、0.03でもずっと安定した線が書けるのでお気に入りです。
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