一昨日くらいに書いてた作成中の記事がドラフトに眠ったままだったので、いまパブリッシュしました。でもTumblrから埋め込んだやつがまともに表示されてない( ༎ຶд༎ຶ)またかよ...
埋め込みコード2回貼ってるから同じスクリプトファイルを2回読み込んでたみたいなので片方消してみたけどなにも変わらず、関係なかったみたい。なんなんだよー!!
貼ったコードがおかしいのか、私の閲覧環境が合ってないのか、投稿時に忍者のサーバーでコード改変されてるのか、あとなんかある?Tumblrの投稿へのパーマリンクは生きてるみたいなので、とりあえず放置します。パトラッシュ、僕はもう疲れたよ。
表題の通り、この数日いろんな書体を特訓しています。昔から変わったアルファベットが好きで学校のノートも落書きだらけだったので、この取組みはとても楽しいです。もしや一番好きなのかも...
わりと昔からある書体↓
小学生の頃、サンリオのなにかのキャラクター筆箱にこんなかんじの書体で何か書いてあり、授業中模写して遊んでた思い出。小学生だった当時は書いてあることの意味もわからず字だけ丸写しにしていました。サンリオじゃなくて三丁目のタマかもしれない。
これはドイツのカリグラファーさんたちが書いている謎の書体。
このトボけた雰囲気が可愛いくて大好きなんだけど名前がわからない!古いんだが新しいんだかも不明。こんなフォルムだと大してバリエーションつくれなそうなのに、書く人によってそれぞれ個性があっておもしろい!
いろんな国のカリグラファーさんたちを探しててだんだんわかってきたことに、少なくともInstagramとFacebook上においては、欧州のカリグラファー(最近のブラッシュレタリングを除く)人口が高いです。特にドイツやフィンランド/スウェーデンの方が目立ちます。そして年代はだいたい還暦〜上の女性のようです。伝統的な書体を踏襲したうえで、儚さや繊細さを感じられる水彩よりも、力強い油彩やアクリルペイントとこういう前衛的な書体を織り交ぜた作品を作ってる方がたくさん!
日々いろいろ書いてると「これはさすがに行き過ぎてセンス悪いかな」って感じの作品や書体が生まれてしまうことが多々あるけれど、そこで人の評価を恐れず投稿してみよう、よりいいものが出来るかもしれないから深めてみよう、と思えるようになりました。
これらは何かの拍子に生まれてしまったものたち。
下のは娘曰く髪の毛絡まってるみたいで気持ち悪いらしい笑
これまでも自分が特に気に入った作品はだいたいキモがられてるので、自分は気持ち悪いものが好きなのかも知れない笑
ちなみにこれを書いたときにつかった鉛筆が少しかたくて、もう少し柔らかいのがほしいなぁと思い、世界堂でこれを買いました。
6段階の濃さの鉛筆セット!
ほんとはファーバーカステルのが欲しかったけど高くて断念( ༎ຶд༎ຶ)
ところがこれ、削って使い始めたら水に溶けないタイプだった...
まあそれは仕方ないんだけど、気になったのは色!
鉛筆じゃなくて色鉛筆の「黒」なんですよね。
これじゃまるでチャコールで書いてるみたいで。もちろん消しゴムでは消えないし、こんなの嫌だ!!せっかく買ったのに!!(号泣)
書き方鉛筆をバラ売りで買おうか悩みます。
そもそも書き方鉛筆ってカテゴリでいいのだろうか?
ほかに書いたのはモノラインのこれ。
これも北欧の方達がこぞって書いてて、通称 "
neuland script" などと呼ばれています。
各方面のデザイナーさんたち御用達の、ドイツ
Neuland (ノイラント)社の有名なマーカーペンがあるのですが、これのブロードもしくはチゼルニブで書いたような書体ということかなぁ。もしやカリグラファーでなくても、その方面ではお馴染みの書体だったりするのかも。
と、なんとなく予想はしてみたけど、名前の由来や発案者が誰なのか等は正直まったくわかりません。
そしてこれも標準の形はあるのでしょうが、書き手によって結構異なります。カーブの部分が特に。Cをカーブにする(書きにくくて難しいが美しい)か、2ストロークで角を作ってしまう(かんたんに書ける)か、Eは大文字にするか小文字にするか、横棒は必ずラインかたまにはドットにするか...など。自分の形を見つけるのが楽しいです。
そして本日最後に書いた書体はこちら "Chunky Caps"
米国のカリグラファー
Amity Parks 氏がデザインしたもの。
これの小文字を習得したいのだけれどどこで学べるのやら...
ちなみに↑で、先日買ったばかりの1.5幅のパラレルペンを使用しています。カートリッジを装着した状態で他のインクを先端から染み込ませて(パレットにちょんちょんして)書きました。
パラレルペンのカートリッジには自作インクを入れてあります。そうだ、自作インク詰替作業について書こうとしてたんだった。
■ パラレルペンに任意のインクを入れる方法
(1)
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パラレルペンは購入時、付属のカートリッジを自分で装着して使います。
※どのニブ幅のパックにも黒と赤のインクカートリッジが一本ずつ入ってます。(左の写真は黒のインクカートリッジを装着している状態) |
(2)
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カートリッジ装着前なら(5)に飛んでよし。今回は純正インク入りカートリッジを装着済だったので、これをそっと外します。 |
(3)
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カートリッジは一度装着するとこのように上部の蓋が開いたままになるので、倒すとインクがこぼれます。気をつけながら、ここからインクを抜きます。 |
(4)
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インクを抜くにはこれを使います。香水などをアプリケーターに移すときにつかうスポイトです。百均の化粧品/トラベルコーナーに売っています。 |
(5)
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カートリッジの内蓋をずらしすぎないよう慎重にスポイトを差し込み、中のインクを吸い取ります。
私のスポイトは短くて最後までは吸い取れません。残ったインクは無理に取らずに流水でしっかり洗い流します。 |
(6)
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きれいに洗い終わったカートリッジ。この形のせいで、流水で洗い流すのもなかなか大変ですが、容器を手でつぶしたりして無理に中身を抜くと、破損の原因になります。自分はこれをやって初代のカートリッジを割ってしまいました。ゆっくり気長に、洗うこと。 |
(7)
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ちなみにカートリッジから抜き取ったインクは、たれ容器に保管します。
とっといても一生使わないかもしれないけどね。 |
(8)
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このタレ容器というのは、百均などのキッチン/お弁当用品コーナーに売っています。うんと小さいので十分です。 |
(9)
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ところでさっき、カートリッジのインクを抜いてきれいに洗いましたが、このコンバーター部分も洗います。 |
(10)
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ユニットのカバーを引っ張って外すと、こんな感じに分離できます。
この黒いしましま部分にインクがたくさん入っているので、水を汲んだコップのなかに浸して洗うと早くきれいになります。 |
(11)
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そしていよいよインクカートリッジに好きなインクを注入。例のスポイトを使ってやさしく入れます。
※ラメの多いインクや顔料を入れると後々ニブが詰まりやすくなります。私はしょっちゅう詰らせてて、出先で書こうとすると高確率でインクがでません(笑) 詰まったときは洗面台など流水で洗って詰まりをとってから使います。(※詳細はこの記事最下部) |
(12)
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カートリッジをコンバーターにしっかり差し込んて、装着完了。 |
(13)
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蓋をかぶせておわり。
万が一の漏れ防止のために、蓋はしっかりしめます。 |
(14)
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試し書き。うまくいったようです。 |
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※パイロット パラレルペンのカートリッジは、パイロット万年筆のそれと同じサイズなので、万年筆用のものも装着可能らしいです。←Instagramで聞いた噂で、自分は未検証。
※
セーラー万年筆は空カートリッジ製品が売られているけれど、パイロットにはどうやらないようで、探しても見つかりません。万年筆のインクをカスタマイズしたい人もたくさんいるはずで、パイロット万年筆のユーザーに普段どうしてるのか直接聞いてみたいんだけど...まだ聞けておらず。原状、空カートリッジを得るには、純正インクを使い終わすか抜いて移動させるかしかないみたい。
※パラレルペンの取り扱い説明書には、
一度はずしたカートリッジを再装着すると破損の原因になりますと書かれてるので、私がやってるようなことは本当はよくないんだと思います。同じことやってみようと思っている方は、あらかじめご承知おきください。
※(11)にて、顔料や不純物入のインクによる目詰まりは流水で洗うと書きましたが、場合によってはこれだけでは詰まりを取ることができません。お湯で洗うか、パラレルペンのパッケージに同梱されている、ニブ掃除用の小さなプラ版でニブの中をごしごしこすり取ります。
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[カリグラフィー・レタリング]
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