おそらくEU圏、少なくともドイツにおいては今年2月以降の新製品と思われるこちら
この製品情報が私の Instagram タイムラインに幾度となく現れて気になっています、かなり。
国内でもいつか「カラーツイン」というツインペンがそれなりの色数で展開されてましたが、ニードルチップと曲がらないラウンドチップだったと思います。今回でているのは両方がブラシタイプ(フレックス)チップで、お絵かき勢だけでなくレタリング勢も一度見たら頭から離れないでしょう...ぺんてるさんの太い筆チップってどんな?他の製品でありましたっけ..。細い方は筆タッチサインペンと同じなのかもっと小さく見えなくもない?興味しかありません。しかしよくこういうものを地域柄・トレンドに合わせて的確に出してきますよねぺんてるさん。パイロットさんもサクラさんも他社さんももちろんがんばっていると思いますが、どう見てもぺんてるさんのこういうところは頭一つ抜けてます。
最近毎日のようにこの新作を検索しているけれど、英語スペイン語だとまだ販売サイトがあまりヒットしなくて、さらに日本に発送してくれるところは見つかっていません。ぺんてるさんが日本向けに販売してくれるのはいつになるでしょうか...
ここを読みに来るような方には説明不要でしょう、以前も書かかせていただいた通りぺんてるさんの売上はパイロットさん同様 7割近くが海外です。コ○ヨさんがぺんてるさんを我が物にしようと強引だったのも、最終的にプラスさんが粘り勝ちして収まりましたけど、要は両社がぺんてるさんの海外展開のノウハウを喉から手が出るほどほしかったに違いありません。なんてったってぺんてるさんが半世紀以上も苦労して培ってきたものをそっくり手に入れられるのですから奪い合いにもなりますよね。
それはそうとして、いち ぺんてるユーザー・ファンとしては、日本の企業さんなのに基本的に日本人はあとまわしにされて悲しいです。←※事務・学習文具以外の主に画材についての話です。
ただ「あとまわし」というのは私の勝手な嫉妬で、上でも述べたように要はぺんてるさんとしては地域の需要にあわせて狙い撃ちしてるのでしょう。直近の例だとミルキーブラッシュはまず国内向けに販売してくれました(国内でハイブリットミルキーがヒットした過去を踏まえて)。一方で筆タッチサインペンの新色が日本に上陸するまではだいぶタイムラグがありました。遅くなっても販売されただけラッキーだったかもしれません。今回はインク色追加ってわけでもないし、なんとなくものすごく待たされるか下手したら販売されないのではと危惧しています涙 ...やはり悲しいです。
各社それぞれが国内でもヒット商品出していらっしゃるにも関わらず、日本の文具業界全体ではコロナで文具の売上が約1割も落ちたようです...。すごいインパクトです。そりゃ赤字のところもでてきますよね。そんななかで唯一わずかにのびたのが画材(特に絵の具)だそうで、画材ファンとしては嬉しいニュースです。でもメーカーさんたちにとっては、そんな伸び率なんかとても楽観できない程度には長期的に見て日本で展開しても美味しくないんですねきっと。子どもも少ない、ペーパーレス化、コロナのせいでオフィスも縮小。大人のお絵かき勢徐々に増えてはいるけどまだまだ...こんな時勢で日本の優秀な文具メーカーの視線は今後とくに大手ほど、ますます海外にむけられていくのかなと思うとかなりさみしいです。需要を待つのではなく、なんとか日本にも需要を作り出したい!って強いメーカーさんがでてきてくれないでしょうか。
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