今夜はこれを作りました。
なんとも美しい立ち姿! (?)
前回 立方体?を作ってから改めてテンセグリティを調べてたら、ストロー骨3本を縦に捻って配置した作品をネット上でたくさん見かけるので、同様のパターンで骨を増やしてみたくなりました。
理屈ではいくらでも増やせるんでしょうけど、実際作るとなると.... なにしろ完成形になって初めて全てが安定する構造なので、骨が増えれば増えるほど一筋縄ではいかなくなります。
組み立て中にもテンションかかる骨たちを、完成までいかに固定できるかが肝です。うまく押さえられないと、まるごと弾け飛んでしまいます。
案の定じぶんも弾け飛ばす失敗を繰り返しましたが、試行錯誤の結果、なんとか組み立ての技を編み出せました。
最初に用意したもの
前回同様、基本の材料はストローと輪ゴム。
ストローは長さ22センチのストレートタイプで、タピオカドリンクが飲めそうな太めのものにしてみました。
これを半分に切ってつかうため、定規とマーカーペンも用意。
切り出したあとはまず普通に組み立ててみましたが、当然骨を持つ手が自分の片手だけでは足りず...円筒状のものにストローを固定して輪ゴムを掛けていくことを思い付きました。
思い付いてからが長かったです。
いろんなものを試しましたが、なかなかうまく固定できず!
なんとか完成にこぎ着けたのは「除光液のボトル」だけでした。
ボトルの回りに両面テープをぐるっと巻き付け、そこにストロー骨を貼りつけて、更に上からおさえるように輪ゴム(写真中ピンクのゴム)で巻いて固定します。
両面テープと輪ゴムの両方の力で固定しても、やはりテンションがかかると骨がぐらぐらするので、手で押さえなくてはなりません。それでもかなり作業がやりやすくなり、なんとか骨6本をまとめられました!
ちょっと曲がってるのはご愛嬌(>_<)
垂直に力を加えると、ぺしゃんと潰れ、また張力で元に戻ります。
恐るべし安定感。
建築物ではないですが、コンランショップなどにあるような 足がテンセグリティなスツールやテーブルやフロアランプたち。いま考えてみたら、機能を損なわずに極限まで構造材を抑えている点で、かなりスタイリッシュなんですね...
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Tensegrity Tischgestell / tensegrity tableframe on Behance
この20年近く、テンセグリティのことなんてすっかり忘れてたので、こういうかっこいいものを見ても全く心に響きませんでした。実はすばらしい知恵がつまってたんだなぁ。
ただやはり個人的には、毎日つかうものはもう少し温かみを感じるデザインが好きです。
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[テンセグリティ] [工作]
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