表題の通り、去年の暮あたりから絵の具をたびたび引っ張り出しては水彩で文字や模様を描き始めました。そのうち既存の百均絵の具では物足りなくなり、インキで描いてみたり。
名村大成堂さんの「アートカリグラフィーインク」を少しずつ買い足しながら色のバリエーションも増やしています。先日はとうとう植物柄にも挑戦しました。植物柄はこれまで何度も挫折してきたけど、今度こそ思うように描けるようになりたいな。
ところで。
先日のWNウォーターカラーマーカーは、使いまくってたら翌日には筆跡がボソボソし始めました。買うのを2本だけにしといてよかった(^^;)
たった一日でこんなんなっちゃうって。お値段が約5分の1のマイルドライナーとチップの耐久性が同程度ってこと!
ただ、WNの製品はインキの質がすごくいいらしいので(このマーカーにも高級染料を余すことなく使ってるとか)、お値段はインキ代ってことでしょう。おそらく絵の具で買ったほうがお得ですね。
そもそも絵の具で言うところの高品質って、発色のよさや退色しにくさなどの要素で決まるんですよね?他にもありそうだけど。いずれにせよまだ初心者の私にはWNは高級すぎかな(^^;)
絵の具といえばっ
先日、自分史上初めて和カラーの絵の具を買いました。
その名も「絵墨 明」。
墨運堂さんの製品です。
世界堂で1000円くらいで買いました。安っ!!
中はこんな感じ。つるつると綺麗で、一番最初は筆を入れるのがもったいなく感じました。
とても暗い色に見えるけれど、実際に水で薄めて塗ってみると明度によってはとても鮮やかです。
↑の作品すべてこの「明」を使っています。水以外に何もまぜなくてもかんたんに品のある色が出せて、描いててとても楽しかったです。墨が含まれてるゆえの気品ですかね?!こんなに素敵なものを低価格で使わせていただき感謝m(_ _)m いつか絵の具に見合った絵を描ける日までがんばって練習します。
ところで墨運堂さん、奈良の企業なんですね。奈良は墨で有名だから、もしや関連画材も多いのでしょうか?つぎにあちら方面に行くときは予め調べてそういうお店をまわってみたい。(でもどうやって調べたらいいかな?
奈良の企業といえば。
去年初めて手にした「漫画ライナー」の
東山さんも奈良です。
このペン、メタリックカラー各種のほかブラックとホワイトがあって、自分はゴールドとコッパー(カッパー)を仕入れたのですがすっっっっごく良かったです。特にコッパー。隠蔽力はもちろん文句なしで、とにかく色が最高。
ゴールド/シルバー/コッパーはありふれた色だけどメーカーによって全然発色違うので、買ったものの出番なしのマーカーがそれなりにあります。これは久しぶりのうれしい買い物でした。
ほかに、同じコッパーで色がいいのは SARASA CLIP の「銅 1.0」なんですけど。SARASAはメタリックカラーはもちろんスタンダードカラーでさえも、ちょっと使わないとすぐインク出なくなるんです。コッパー(銅)はこの数年で4〜5本買って、みんな駄目になりました。ひどいのは買ったときからインクが固着してました。なので最近はSARASA自体を買っていません。「漫画ライナー」はチップがボールペンタイプじゃないから、すくなくとも固着して描けなくなることはなさそうです。同インキ色でもう少し細いのがあると嬉しいですね。
また話が飛びます。
先述の「漫画ライナー」を仕入れた新宿のToolsさんなんですが...
なんと今月の29日をもって閉店だそうです涙
年始にはTwitterで告知されてたのに、私はお店で店員さんに言われるまで全く気づかず、完全に寝耳に水でした涙
古いお店だとは聞いていたけど、なんと新宿の地で50年以上もお店を続けていらしたそうです。会社が、じゃなくてお店の話です。私より年上じゃん!ほんとうに老舗だったんですね(;_;)
自分が通い出したのは LUMINE EST に入ったあと、ごく最近のことです。新宿で画材を求めるなら世界堂がありますが、駅から少し歩くので気軽には寄れません。tools新宿店は駅直結という絶好のアクセスで、お店は小さいものの独特の展示にコアな品揃えで、まさにコンビニ画材店でした。これまで当たり前のように利用してきたけれど...この便利さを享受できるのも残り数日となりました。
あの場所でお店を維持するのはきっと大変だったことでしょう。閉店してしまうのはあまりに悲しいけれど、これまで頑張ってくれたことに、改めて心から感謝したいと思います。
店員さんたちはどこへ行くのかなぁ(T_T)御茶ノ水店でまた会えるといいな...
タグ:
[カリグラフィー・レタリング]